まず、VE812は単体のカスケード接続には対応していないため、カスケード接続によって延長している場合は構成を変更するなど対策を行ってください。
電源系統による問題については、他系統の起動時にVE812に給電をしている電源系統で電源降下が発生していないかご確認ください。
信号部分の問題切り分けとしては、ケーブルの敷設方法によって、エイリアンクロストーク(ケーブル間のノイズ干渉)が発生していないかご確認ください。 特に複数のケーブルをまとめて鋼管に敷設するなどの場合、信号減衰を発生させる原因となるため、STP(シールドケーブル)を使うなど、対策をされているかご確認ください。
他にもツイストペアケーブルのコネクタ加工にて適切な処理をされていない、タイラップなどで強く縛っている、活線のキャブタイヤケーブルとツイストペアケーブルが並行して敷設されている、とぐろ状に余剰分をまとめる、合わせて狭い鋼管に押し込むなどの処理は信号の減衰となります。 施工のポイントについては、「HDBaseT製品施工時の注意点」という冊子を公開しておりますため、併せてご参考ください。 http://assets.aten.com/resource/epublication/jp_ja/hdbaset-installation-guide-v2-jp.pdf
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