ラック取り付けにて、ラックの歪みを考慮せずに取り付けをしていないかご確認ください。 ラックに取り付ける機器が重いほどラックの支柱は歪みやすくなり、弊社製ドロワーの引き出しや収納が出来ないという問い合わせを多くいただいております。
一度、ラックレールの取り付けのネジを緩めて、引き出し/収納ができるかご確認ください。 以下は製品特性ならびに各ケースの対処方法の紹介となります。
■ATEN製ドロワー製品の特性について
弊社製ドロワー製品はレールの取り付け部にある程度の可動域の遊びを設けています。 理由としては、サーバーなどの機器を取り付け方や取り付ける機器の数や種類によってサーバーラックが歪むためで、ラックが軽度に歪んだ状況でも弊社製品が取り付けられるようになっております。
そのためラックの歪みに即して、ドロワー製品を取り付けを適切にできないと引き出しが出来ない、という報告を多くいただいております。
この場合は、次の方法で改善できるかお試しください。
■一度、ドロワー製品のラック取り付けを緩めて、液晶ユニットの引き出し / 収納ができるか操作してみる。 「ドロワー本体とラック搭載用レールのネジ」と「ラック搭載用レールのビス」をゆるめ、ドロワー本体の引き出し / 収納ができるかご確認ください。 この時、収納ができる状況であれば、引き出し / 収納をしながら再度ビスから締め込み、ドロワー本体固定ねじをゆっくり締め込んでいき、固定できるかご確認ください。
■引き出しが出来ない場合
多くの場合は、サーバーラックの左右の支柱両方が内側に歪んでいるまたは、片方の歪みが大きい状況になっている可能性が考えられます。この場合は、同ラック内に取り付けをしている機器も緩め、ラック自体の歪みを少なくするよう調整し、ドロワー本体を引き出せるように調整をしてください。
■引き出しできるが収納が出来ない / 収納してからのロックできない場合 この場合は、サーバーラックの左右の支柱両方が外側に歪んでいるまたは、片方の歪みが大きく、ロック用の固定棒が固定用穴に届かない状況になっている可能性が考えられます。ドロワー取り付け用レールの側面からやさしく力を加えることでラックの支柱の歪みを垂直になるよう戻しながら、サーバーラック内側にねじ止めできるようにしてください。 レールの取り付けでも改善しない場合は同ラック内に取り付けをしている機器も緩め、ラック自体の歪みを少なくするよう調整し、ドロワー本体を引き出せるように調整をしてください。
歪みが調整しづらい場合はラックに装着する機器をすべて取り付けてから、最後に弊社製品ドロワーの取り付けることもご検討ください。
(2023年12月18日作成)
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