KNシリーズにて、CS1316やKH15xxAなどのカスケード接続に対応しているKVMスイッチを増設する場合は、2023年7月時点では2つの方法から増設する方法をご検討ください。
■その1・最も簡単な増設方法
KA7120(PS/2タイプのコンピューターモジュール)を使ってKNシリーズとカスケード子機を接続する。
まず接続する前には、KNシリーズ、KA7120、カスケード子機がすべて最新版のファームウェアにアップグレードされているかご確認ください。 KA7120のキーボードとマウスそれぞれのコネクターをカスケード接続する時は、CS1316やKH15xxAのコンソールポートに両方接続してください。
■その2・KA7170を使用する方法
KA7170は、次の方法にてセットアップすることでご利用いただけるようになります。
01. CS1316などのカスケード子機からKA7170を取り外します。 02. KA7170のUSBコネクターを一度、PCに接続します。 03. リモートアクセス用のPCから、KN1132vなどKNシリーズ本体の管理画面にアクセスし、カスケード接続をしたいKA7170のポート番号にアクセスします。 04. 画面表示、操作ができることを確認したら、リモートアクセス画面の中央上にあるマウス動作モード「手動」を選択します。 05. 設定を変更したら、リモートアクセス画面を閉じリモートアクセスからアウトします。 06. 設定変更したKA7170をPCから外し、カスケード子機のコンソールのキーボードポートに接続します。 07. KN本体、カスケード子機とそれらに接続しているPCをすべて一度シャットダウンします。 08. カスケード子機を電源ONにします。 09. KN本体を電源ONにします。 10. PCを電源ONにします。
■備考
Windows10以降からのOSではマウスの通信仕様が変更されたことに起因します。 マウスの自動モード(WebClient/wincliewntなどのカーソルモード)を対応させるため、それまでのマウス挙動モードとの互換性を切り捨てる必要があり、その副作用でカスケード接続するには設定が必要となりました。
ただし、この通信についてはKN本体とカスケード子機の通信内だけの制限で、KNシリーズ本体やCS1308/CS1316などのカスケード子機は今までのように様々なPCが混在する環境でご利用いただけます。
(2023年7月31日作成)
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