| データの書き込みによる一時的な起動不可に陥った場合は、一度KVMデバイスをリカバリーモードにしてから再度書き込み、復旧できるかお試しください。
(事前の準備) a. WindowsPCをご用意ください b. 復旧用にKN4132VAの最新バージョンのファームウェアを事前にダウンロードしてください
(作業) 1. 一度KN4132VAの電源をオフにします 2. KN4132VAの正面にあるリセットボタンをクリップなどで押したまま、電源を入れます(冗長電源のどちらでも問題ありません) 3. しばらくすると、リカバリーモードで起動したことを意味するロゴ画面が表示されます 4. 一定時間後、LAN1またはLAN2のIPアドレスが表示されます 5. 準備したPCとKN4132VAをストレート配線のLANケーブルを接続します 6. PCからブラウザ経由ではなく、アップグレードプログラムのexe形式のプログラムを実行します 7. 書き換えに成功したらKN4132VAは再起動します 8. KN4132VAの動作を確認します
データ書き込み中に予期しない通信断が発生し、ファームウェア部分のデータが破損して一時的にKVMデバイスが利用不可になることがあります。 このようなデータ破損への復旧手段としてリカバリーモードを搭載しているため、復旧ができるかお試しください。
製品によっては「Recover」「F/W upgrade」と記載されているスイッチがある製品も同様の機能となります。 それらのアップグレード方法は製品マニュアルをご参照ください。
exe形式のプログラムは、ブラウザの仕様に影響されず復旧に成功できる確度が高まりますため、こちらの利用を推奨します。 もしも復旧を試みても、改善されない場合は機器のハードウェア障害が発生している可能性が高い為、弊社修理センターへお問合せください。
また、CN9xxxシリーズについては別途記事を作成しているため合わせて以下の記事もご確認ください。
■リカバリーモードで復旧をしてもデータが書き換えられたかわからない(CN9xxxシリーズ)
(2023年9月1日更新) |